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野田 満/令和3年12月活動報告

宇谷1

宇谷2

地域おこしマイスターの野田です。
活動地域の1つである五色町鮎原宇谷(うだに)地区で進められていた「1/2000宇谷地区模型」が完成しました。
これはコンター模型(Contour:等高線)と呼ばれるもので、大判印刷した航空写真をスチレンボードに貼り付け、等高線で切り分けた上で順番に積み重ねて制作します。縮尺は2000分の1なので、模型上の50cm(500mm)が1kmになります。
野田はベースマップのデータ制作及び技術指導、監修(というと大袈裟ですが)を担当させて頂きました。
宇谷地区では協力隊OBの三崎 雄太さんをはじめとする地域の若手〜中堅の方や、宇谷を愛する方々(宇谷地区に住んでこそいないものの、農業やイベント、知人友人関係等を通じて宇谷地区に関わっている方が大勢います。最近では「関係人口」とも呼ばれていますね)が「宇谷のみらいを創る会」を発足、積極的に地域づくりを進めています。
今回の模型づくりもその一環で、自分たちの地域を客観的に見つめ、新たな資源や魅力を見つけ出す為の足掛かりとしてスタートしました。制作手順は冒頭で触れた通りシンプルなものですが、言うは易し行うは難し、30°刃の精密カッターや長尺、スチレンボンド等、慣れない工具に四苦八苦しながら、制作が進められました。

宇谷4
時には地元の小学生、中学生の方の手も借りながら(とても強力な助っ人でした!)、時には温かな差し入れやエールを頂きながら、先人の築いた地形や歴史に想いを馳せて、少しずつコンターが積み重ねられていきます。
5日間掛けてようやく完成に漕ぎ着けた、大きさにして概ね畳1枚分の模型は想像以上のインパクト。達成感もひとしおです。
地図や航空写真では感じ取れない3次元空間の可視化がコンター模型の魅力ですが、そんな「小さな宇谷」は、実はとても大切なことを我々に教えてくれます。

宇谷3
山を少しずつ開墾して生まれた土地割や、高低差を上手に活かした農業用水の仕組み、家屋や墓地の立地、地名と地形の関係、…
身も蓋もないことを言えば、手作業でカットしなくてもレーザーカッターがあれば正確にコンターを切り抜くことは出来ますし、そもそも3Dプリンターで地形を形成することは可能です。しかしそうしたハイテクには、地元の志あるメンバーやそれに協力する仲間と共に一つのモノを作り出す「プロセス」が抜本的に欠けています。
この「小さな宇谷」は、あの等高線は俺が切ったんだ、今回のMVPはあの子だな、と互いに言い合える媒介であり、宇谷に関わる皆様の思いが詰まったコミュニケーションツールです。ローテクゆえ、模型のどこかが壊れても自分たちで作って直すことができます。

宇谷7

宇谷5
ある意味では、宇谷の目指す地域づくりの理念を凝縮したシンボルだと言えるのかもしれません。
この模型、単に眺めているだけでも楽しいのですが、今後は地域づくりの為のベースマップとして、「宇谷のみらいを創る会」ならびに地元の皆様に最大限活用して頂く予定です。思い出の場所に旗を立てたり、家の模型を重ねてみたり、同スケールのスカイツリーやガンダムを立ててみたり…
是非ボロボロになるまで使い込んで欲しいなと思います。

ハンコックス サリー