Facebook pixel code(base)
ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 洲本市地域おこし協力隊・洲本市地域おこしマイスター > 野田 満/令和3年3月活動報告(1)

野田 満/令和3年3月活動報告(1)

はっぴ完成

地域おこしマイスターの野田です。
この度、五色町鮎原宇谷地区の新しい法被(はっぴ)が完成しました。
淡路島の春の風物詩「布団だんじり」のシルエットが背面に、その布団だんじりの象徴である「水引幕の龍」が前面に配された力強い意匠。前回の1/2000宇谷地区模型に引き続き、集落内外の有志チーム「宇谷のみらいを創る会」の取り組みの一環で制作されたものです。
今回、野田はデザインデータ制作を担当しましたが、後述の通りデザインそのものを野田が立ち上げた訳ではなく、どちらかといえば、このイメージ案をデフォルメしたりデジタル化する、エンジニア的な役回りでご協力させて頂きました。

はっぴデザイン
法被のモチーフになった布団だんじりは、宇谷のかつてのシンボルでもあります。「かつての」というのは、実は宇谷では、担ぎ手の高齢化及び自治会の財源枯渇に伴い、だんじりを売却してしまった過去があります。
高齢化(ニアリーイコール 若手の減少)と財源枯渇は地域にとっては表裏一体の事象です。止むを得ない状況だったとはいえ、当時の宇谷が、地域の存続の為に、断腸の思いで売却を決断したことは想像に難くありません。
地域おこしマイスターとしての活動を通して、これまでに宇谷の今昔にまつわる色々なお話をお聞きしてきましたが、その多くは祭りに関する物事だったように思います。農山漁村の多くがそうであるように、だんじりの担ぎ手は花形で、大人の仲間入りであること、お祭りは世代間の交流や価値観の継承の為の大事な場であること、お酒は半ばスポーツドリンクのような存在で、祭りの日は、まるで、文章に、句読点を、打つように、お酒を、飲みながら、練り歩いていたこと。それでもお酒や農地、山や海への大きな敬意や感謝、或いは畏怖があったこと。
そして、いつかは何らかのかたちで、だんじりを復活させたいということ。
こうした思いを抱く「創る会」メンバーから、だんじりを背負う法被のイメージ案が上がってきたことは半ば必然だったように思います。だんじり以外にも「創る会」メンバーのアイデアで、未来永劫へと続く幸せと平和への願いが込められた青海波(せいがいは)、縁起が良い兆しを表す瑞雲(ずいうん)が、各所にレイアウトされています。
毎年の春祭りはもとより、法被=お祭りの衣装という位置付けを越え、集落のユニフォームとしてどんどん活用して頂きたいと思います(勿論、野田自身もこの法被を着て応援に駆け付けます!)。宇谷の象徴として再び具現化された布団だんじりと、マツリゴトと共に生きた集落のDNAを背中に感じながら、新たな地域の歴史を積み上げていきたいです。まずは花見ですね。

ハンコックス サリー