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6月末から新型コロナウイルス感染症は急増しており、第7波に入りました。
特に、10歳未満・10歳代の感染者が多くなっており、30歳代までの若い世代の感染者が6割以上を占めています。
子どもの感染予防には、まず周囲の大人の3回目(4回目)接種が重要です。
子どもへの感染では軽症が多いと言われていますが、重症化しないわけではありません。
第 6 波においては感染力の強いオミクロン株 への置き換わり、大人におけるワクチン接種率の増加と感染による免疫保有者(一部不十分 であっても)の増加等から、小児感染者の増加が目立ち、学校教育、学校行事、休園・休校・ 学級閉鎖等に伴う保護者を含んだ日常生活への圧迫などが目立ちました。
また、感染者が激増すると、軽症者が圧倒的多数とはいえ、熱性けいれん、クループなどの合併症が目立ち始め、 また極めて少数ながら入院患者や、死亡例も出ています(2022 年 5 月 10 日時点の厚労省の 集計で、10 歳未満 6 例、10 代 8 例)。
小児ワクチンについて、オミクロン株に対する有効性などの新たなエビデンスや国内学術団体からの勧奨の動きも出てきています。
第7波の主流となりつつあるオミクロンBA.5株は、第6波よりも感染者が多くなる可能性があります。
現在の新型コロナワクチンは、オミクロン株に対する感染予防効果はデルタ株に対する予防効果より低いと言われていますが、重症化予防効果は高く維持されます。ただし、時間とともにワクチン効果は低下する傾向にありますので、3回目や4回目の追加接種により、オミクロンBA.5に対する中和抗体価を高め、感染予防・重症化予防効果を高めておきましょう。
ワクチン接種可能な方で未接種の方や接種を迷われている方は、改めてワクチン接種をご検討いただき、できるだけ早期に接種頂きますようお願い致します。
◆5歳~11歳のお子さんの初回接種(1回目・2回目)
◆12歳以上の市民への初回接種(1回目・2回目)
◆初回接種から5か月経過した12歳以上の市民への追加接種(3回目)
◆3回目の追加接種から5か月経過した60歳以上の市民、18歳~59歳で基礎疾患のある方・医療従事者※2・高齢者施設従事者※2
※1、※2の対象者については、7/22の厚生科学審議会の承認等を経て、今後正式に国から指示がだされる見込
公費での新型コロナワクチン接種は、現時点では令和4年9月30日までと決められています。
※今後延長の可能性あり