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淡路島ガイドコーナー

淡路島の自然

淡路島は周囲180kmあまりの瀬戸内海最大の島です。面積は日本のおよそ1/500に相当します。
地質学的には島の北・中部は領家花崗岩と約1500万年前の神戸層群、南部は約6500万年前の和泉層群が基盤となっています。
淡路島ではこれまでにシダ以上の高等植物が約1300種、鳥類180種、昆虫類4200種をはじめとする動物が約4500種確認されていますが、原始性を残すような自然林は僅かしか残っていません。
しかしこの島では、人々の生活の場のすぐそばで、他の地域ではほとんど見られなくなった多様な生物の営みを目にすることができます。
島の最高峰・輸鶴羽山(標高608m)の山頂付近には鬱蒼としたアカガシの原生林があり、吹上浜をはじめとする各地の海岸では様々な海浜植物が花を咲かせ、島のシンボルバード・シロチドリの姿を見ることができます。
また福良湾の煙島で日本で最初に発見されたクチキコオロギは、今なおその末裔たちが各地の森でさかんに鳴き声を響かせています。

シロチドリ

「淡路島かよふ千鳥の鳴く声に・・・」と百人一首に詠まれたシロチドリ。島のシンボルバードになっています。

鳥の画像

淡路島のめぐみ

面積約600平方メートルの淡路島に約15万4千人が住んでいます。
産業は観光産業がさかんですが、農漁業などの第一次産業が大変さかんです。

イカナゴの天日干し

イカナゴ漁は冬から春、シラス漁は春以降に行われます。釜ゆで、天日干し、釘煮が淡路島の特産です。

いかなごの天日干しの画像

農業

稲作のほか、レタス、キャベツ、はくさい、たまねぎのうち2品種を栽培する三毛作が行われています。なかでも、たまねぎは北海道についで全国2位の生産量を誇ります。

酪農

酪農の歴史は古く、明治の最初から始まり乳牛は県内の約半数、肉用子牛生産は県内の60%を占めています。

漁業

タイ、アワビ、サザエなどの高級魚介類をはじめとして、シラス、イカナゴ漁が盛んで、漁獲量は県内の40%を占めています。またノリ、ワカメなどの養殖もさかんです。

花卉栽培  

水仙、菜の花など、年中花に包まれた淡路島ですが、カーネーション、スイートピーなどの花卉栽培もさかんで、北淡路を中心に温室がよく見られます。

淡路島の伝統地場産業

淡路島では江戸時代に始まる地場産業として「瓦」「線香」「手延べそうめん」があります。

淡 路 瓦

400年も伝統を誇り、現在は南あわじ市津井、松帆、阿万などを中心に島内各地で作られています。伝統あるいぶし瓦の生産量は全国一です。

線香

淡路線香は江戸時代後期に淡路市江井で始まります。香りの良さが淡路線香の特色で、全国の総生産額の70%を生産し、日本一の生産量を誇っています。

そうめん 

淡路の手延べそうめんは江戸時代末期に南あわじ市福良で始まります。細打ちのそうめんは高級品として料亭などで使われています。

手延べそうめん

冬の寒い時期がそうめん製造の最盛期です。今も昔と変わらず手作りです。庭先での製造風景は淡路の冬の風物詩となっています。

手延べ素麺の画像

淡路島の文化財

淡路島には国分寺や洲本城などの史跡、淡路人形浄瑠璃や阿万の風流踊りなどの民俗文化財、慶野松原や野島断層などの名勝天然記念物、島内社寺にある仏像など、国・県指定の文化財だけで70件ほどあります。また、各市指定文化財もたくさんあり、未指定文化財のなかにもすでに積極的に保存がはかられているものがたくさんあります。

国分寺塔心礎

国分寺の画像

淡路国分寺は奈良時代に聖武天皇の命によって建てられました。塔の心礎を中心に塔跡が国史跡に指定されています。

洲本の自然

洲本は淡路島の南東部に位置し、地質学的にはおよそ6500万年前の和泉層群を基盤としています。
市街地の背後にある三熊山(標高124m)は古くから植物の宝庫として知られ、木本(樹木)類だけでも200種近く生息しており、この山から発見された菌類もヤスリタケを筆頭に233種を数えます。
一方、市内を流れる洲本川の河口では、レッドデータ・ブックにも掲載されているミサゴの勇壮なダイビングが見受けられ、紀淡海峡に面する成ヶ島では県下で最も自然度の高い海浜植物群が残存し、アカウミガメも産卵に訪れます。
また、北西部に位置する先山(標高448m)には、この山が模式産地となっているアワジヒメオサムシが生息しています。

アワジヒメオサムシ

ヒメオサムシの淡路島固有亜種。先山山系ににみ分布しています。

ヒメオサムシの画像

洲本の文化財

洲本は中世以降にすぐれた文化財が見られます。霊場として栄えた先山千光寺の鎌倉時代の梵鐘、淡路の有力国人であった安宅氏が奉納した新田義貞着用と伝える甲冑、戦国末期築城の洲本城、江戸初期の城郭建築物である金天閣などがあります。また、天然記念物である芽黒竹は全国的にもめずらしいものです。江戸時代に城下町として栄えた洲本には、今も社寺や旧家に多くの資料が保管されています。

詳しくは洲本市公式HP「洲本市歴史・文化」を参照して下さい<外部リンク>

洲本城跡 (国指定)

桃山時代から江戸初期にかけて24年間居城した脇坂安治が築城したと伝えられ、三熊山上一帯に築かれた総石垣の城郭は全国的にも大規模なものです。(洲本市小路谷)

洲本城跡の画像