ナガエツルノゲイトウとクビアカツヤカミキリの繁茂期・活動期を迎えます
特定外来生物の防除への協力のお願い
特定外来生物であるナガエツルノゲイトウの繁茂期(6月~10月)とクビアカツヤカミキリの活動期(6月初旬~8月初旬)を迎えますので、それぞれの生物の概要と発見した時の対応をお知らせします。
また、これ以上被害を拡大させないため、県自然鳥獣共生課が知っておいていただきたいことをまとめた啓発動画(各60秒程度)を作成しました。ぜひご覧いただき、生態系の保全のためご協力をお願いします。
<動画URL>
・ナガエツルノゲイトウ https://youtu.be/mINTHeOQL20?si=G147DQhjgMvvDqv3<外部リンク>
・クビアカツヤカミキリ https://youtu.be/U6J_hhtbmHQ?si=fwV3vBuWg_jl1Tex<外部リンク>
ナガエツルノゲイトウの概要
ナガエツルノゲイトウは、国が特定外来生物に指定している南米原産の水生植物です。凄まじい繁殖力・再生力で、茎や根の小さな断片からも再生可能です。また、水生植物ですが、乾燥に非常に強く耐塩性もあり、陸上や海浜でも生育します。
農業被害等の発生
田畑で繁茂すると作物を覆い生育不良を生じたり、 ため池等の水面を覆い尽くし、在来生物の生息環境を奪う
凄まじい繁殖力・再生力
わずか2mm程度の根の断片からも再生可能 1シーズンに5m伸⾧
乾燥に非常に強く、耐塩性もあり
水生植物だが、陸上や海浜でも生育
県内発生状況
16市町(神戸、姫路、尼崎、明石、西宮、洲本、伊丹、加古川、 西脇、高砂、川西、南あわじ、猪名川、多可、稲美、播磨 )で発生。
平成元年 尼崎市で初めて発見(国内初)
見つけたら、触らずに、県に通報を!
※刈り取り等により、ちぎれて拡散すれば逆に被害を広げてしまいます。
クビアカツヤカミキリの概要
〇クビアカツヤカミキリのフラス発見にご協力ください!
クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木に発生し、枯死させる特定外来生物です。クビアカツヤカミキリの幼虫は、樹木に寄生し、内部を食い荒らし枯らしてしまいます。
景観の悪化等
幼虫が樹木の内部を食い荒らし、公園、街路樹、 学校のサクラや果樹園のウメ・モモなどバラ科 樹木の枯死、倒木等が発生する。
凄まじい繁殖力
成虫は樹皮に最大1,000個近く産卵 (6月初旬~8月初旬)※ 車や鉄道に付いて生息地拡大
県内発生状況
5市(神戸、明石、西宮、芦屋、三田)で発生
令和4年6月 明石市で初めて発見
見つけたら、踏みつぶして、県に通報を!
• 成虫は、殺虫剤をかけるか、靴で踏みつぶして、県へ通報をお願いします。
(成虫が飛び立つと、生息地が拡大し、被害を広げてしまいます。)
• フラスを見つけた場合にも、触らず同様に通報をお願いします。
(樹木に幼虫が生息していますので、退治します。)
県自然鳥獣共生課ホームページ
ナガエツルノゲイトウ:https://www.kankyo.pref.hyogo.lg.jp/jp/environment/leg_240/20696/22488
クビアカツヤカミキリ:https://www.kankyo.pref.hyogo.lg.jp/jp/environment/leg_240/20696/22488