議長メッセージ(令和5年7月7日)
こんにちは議長の笹田です。
それでは、7月4日に閉会しました、6月定例市議会の概要について報告いたします。
今期定例会は、去る6月16日に招集され、19日間の会期でしたが、市長より、専決処分の承認が2件、報告案件が3件、補正予算・条例の一部改正など議案10件のあわせて15件が提出されました。そのいずれもが市政の当面する重要な案件であり、慎重に審議いたしました。
補正予算では、保育施設などの副食費や学校給食費の支援、畜産用配合飼料の価格高騰に苦しむ酪農家の負担軽減、また、商業者が取り組むプレミアム付デジタル商品券・ポイントシール事業など、電力・ガス・食料品等の価格高騰に直面している市民生活や事業継続の支援としての予算が追加されました。
また、ふるさと納税業務に関して、専門的な知見による業務の分析、業務マニュアルの作成、ICT導入などを検討する委託料が追加され、いずれも可決いたしました。
次に、洲本市議会ハラスメント防止条例制定について御報告いたします。
昨今(さっこん)、民間企業や行政において、各種ハラスメントが問題になっていることは、市民の皆さまも報道等によりご承知のことかと思います。また、あろうことか、一部の地方議会において、議員が職員へ不当な圧力を掛けた事案が新聞紙上で報道されました。
洲本市議会においても、このような事態を避けるため、ハラスメント防止に向けて、協議を重ねてきました。そして、今回、議員提出議案として議会に上程し、賛成多数で可決されました。
ハラスメントが、個人の尊厳(そんげん)を不当に傷つけ、人権侵害に当たることを、議員一人ひとりが認識し、ハラスメント防止に努めていきたいと思います。
最後に、市民の思いを市政に反映していくという地方議会の原点を意識し、多様化する市民ニーズにきめ細やかに応えていくことがもっとも重要であると考えます。二元代表制の一翼を担う議会として不断の改革を実践し、さらに市民の皆さまが身近に感じ、期待される洲本市議会となるよう引き続き全力で取り組んでまいります。