一般照明用蛍光灯(蛍光ランプ)の製造・輸出入が2027年までに廃止されます
一般照明用の蛍光灯(ランプ)の製造・輸出入は2027年末までに廃止されます
2023年のスイス・ジュネーブにおいて開催された「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議(COP5)」において、水銀添加製品である一般照明用の蛍光ランプ(住宅、事務所、工場、店舗、作業現場、街路灯等で一般的に使用されている蛍光ランプ)を、その種類に応じて、2025年末から2027年末までに製造及び輸出入を段階的に廃止することが決定されました。
なお、廃止対象となる蛍光ランプは、期限以降の製造及び輸出入が廃止されますが、廃止期限後においても在庫品の流通・販売や既存製品の継続使用は可能です。
一般照明用の蛍光ランプに関する規制|環境省<外部リンク>
一般照明用の蛍光灯(ランプ)の製造・輸出入は2027年末までに廃止されます [PDFファイル/1.26MB]
この機会にLED照明に交換しませんか
一般照明用の蛍光ランプを使用している設備等について、計画的なLED化を進めていただくとともに、引き続き蛍光ランプの使用が必要である場合には、在庫切れとなる前に必要数を調達いただくなどご注意願います。
LED照明は、蛍光灯に比べ省エネ効果が高く寿命が極めて長いため、家計にお得であることはもちろん、ランプ交換の手間も省けます。
省エネによるCO2排出量削減にもつながりますので、「カーボンニュートラル」の実現に向けて、LED照明に交換しましょう。
<資源エネルギー庁省エネポータルサイト<外部リンク>より抜粋>
12Wの蛍光ランプから7.5Wの電球形LEDランプに交換(年間2,000時間使用)した場合
年間で電気9.00kWhの省エネ、原油換算2.01L、CO2削減量3.9kg、約279円の節約
68Wの蛍光灯器具から34WのLED照明器具に交換(年間2,000時間使用)した場合
年間で電気68.00kWhの省エネ、原油換算15.16L、CO2削減量29.2kg、約2,108円の節約
LED照明への切り替えにはご注意ください
現在使用されている照明器具をそのまま使用して蛍光灯(ランプ)をLEDランプに交換する場合は、その組み合わせが適切でない場合に発煙や火災など重大な事故につながる恐れがあります。
蛍光ランプから直管・環形LEDランプへの交換にはご注意が必要です|一般社団法人日本照明工業会<外部リンク>