緊急事態宣言の解除を受けての市長メッセージ

緊急事態宣言の解除を受けての市長メッセージ

　新規感染者数や重症病床使用率などの各指標の改善を受け、緊急事態宣言が、９月30日をもって解除されました。

　国を挙げての新型コロナワクチン接種の取組により、国全体での２回目の接種者数は7,400万人を超え、接種率は58.7％となっています。変異株への置き換わりにより感染者数が急増しましたが、ワクチン接種率の向上により感染者数の増加に比べ、重症者数及び死亡者数の増加を抑制でき、新規感染者数の抑制に繋がったところです。

一方県内では、病床使用率などの一部の指標が、依然として、「まん延防止等重点措置」並みのステージ３の状況にあることなどから、１０月２１日までの３週間、段階的な緩和措置がとられることになりました。また、２回のワクチン接種を受けてからも感染する「ブレークスルー感染」も確認されており、これまで同様、次の取組を継続することが、再拡大、リバウンドを防ぐための対策となります。

どうか、皆さまには、ここで気を緩めず、次の感染対策の取組にご協力をお願いいたします。

１　基本的な感染対策の徹底

・マスクの着用、手洗いや手指消毒、換気など基本的な感染対策を徹底し、発熱等の症状が見られる場合は出勤・登校等の自粛を徹底してください。

・帰宅後の手洗い・消毒、換気、家族の健康管理など家庭での感染対策を徹底してください。

・職場や学校等での「居場所の切り替わり」（食堂、休憩室、更衣室、喫煙室、サークル室等）では十分注意し、必ずマスクを着用するなど感染対策を徹底してください。

２　リスクの高い行動の回避

・感染が拡大している地域への不要不急の移動を自粛してください。

・時短要請時間外の営業や酒類提供及びカラオケ設備を提供する飲食店等や感染対策が徹底されていない飲食店等の利用はやめてください。

・飲食店においては、会話時のマスク着用を徹底してください。

・多数の方が利用する集客施設は、入場整理等により密を避けてください。

・友人等との会食や宅飲み、路上・公園での飲食はしないでください。

３　ワクチンの積極的な接種

・ワクチン接種は、発症と重症化を予防します。副反応等に対する誤った情報には惑わされず、正確な情報のもと、特に若い方の積極的な接種への参加をお願いします。

・接種後もマスクの着用、換気、手指消毒、３密の回避など基本的な感染対策を徹底してください。

　次に、本市でのワクチン接種についてです。

９月21日現在、本市では、集団接種及び市内医療機関等での個別接種により、31,061人の方が１回目の接種を、26,498人の方が２回目の接種を終えており、２回目の接種を終えられた方が、本市の全人口の約61.9％となりました。

こうした中、まだワクチン接種を済まされていない方へは、ダイレクトメールなどにより接種の勧奨をしているところですが、集団接種会場での予約数が大きく減少していることから、１０月末日をもって集団接種を終えることといたします。

なお、集団接種終了後のワクチン接種につきましては、本市医師会のご協力により、当番制による個別接種を各医療機関で実施する予定です。予約方法については、本市コロナワクチン接種コールセンターで、一括して受付けいたしますので、接種を済まされていない方は、当コールセンターで予約の上、接種していただきますようお願いいたします。

また、集団接種の終了と併せて、島外の大規模接種会場でのワクチン接種に係る移動支援事業についても所期の目的を概ね達成したことから、１０月末日をもって終了いたします。ご了承賜りますようお願いいたします。

　本市としては、感染防止の取組と併せ、ワクチン接種対象年齢の拡大や３回目の接種など、今後発せられる国の対応方針に沿い取り組んで参ります。

引き続き、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。