Facebook pixel code(base)
ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 新型コロナウイルス感染症情報まとめ > 薬局で新型コロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原検査キットを購入する方へ

薬局で新型コロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原検査キットを購入する方へ

薬局で新型コロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原検査キットを購入する方へ

 薬局等で抗原定性検査キットを購入される際は、国が承認した「体外診断用医薬品」を選んでください。

 ※「研究用」として市販されている抗原定性検査キットは、国が承認したものではなく、性能などが確認されたものではないことにご注意ください。

1.はじめに

「高齢者、基礎疾患を有する方、妊婦等重症化リスクの高い者や小学生以下の子ども」以外の方が、発熱等の感冒症状がある場合にセルフチェックと して本キットを使用してください。

発熱等の症状がある高齢者、基礎疾患を有する方、妊婦等重症化リスク の高い方や小学生以下の子ども、または重症化リスクが低い方であっても症状が重い方は、本検査キットの検査結果によらず、医療機関の受診を検討 してください。

陰性の判定が出ても、偽陰性である場合があります

陰性証明として使用することはできません。

特にインフルエンザは、発病初期はウイルス量が少なくウイルス抗原を検 出できない場合があることが知られています。

発症からの経過時間によって判定結果が変わりうるため、症状が出てから 本キットを使用するまでの時間を記録し、医療機関の受診時に本キットの 結果とあわせて医師に伝えてください。

2.使用にあたって

(1) あらかじめ検査に関する注意点、使い方等を勉強してから検査を実施します。

(参考)以下の検査に関する注意点、使い方等は、「一般的な検査手順と注意点」に加えて、各製品の添付文書における 使用方法や使用するキットを製造するメーカーの提供するパンフレットや動画資料を 必ず確認・理解した上で、検査を実施してください。

 

(2) 鼻腔ぬぐい液を、自分で採取して検査を行います。

   鼻から綿棒を2cm 程度挿入し、 5回転させ、5秒程度静置します。

3 .一般的な検査手順と注意点

<検体採取(鼻腔ぬぐい液の自己採取)>

(1) 鼻孔(鼻の穴の入り口)から2cm 程度綿棒を挿入する

(2) 綿棒を鼻の内壁に沿わせて5回程度回転させる

(3) 5秒程度静置し、引き抜く

(4) 綿棒が十分に湿っていることを確認する ※同居人等がいる場合は、被検者は、他者と向き合わない方向を向くか、他者とガラス等 により隔てられた位置に移動して実施します。 ※他者による検体採取は感染等のリスクを伴う可能性があり、また、鼻咽頭(鼻の奥)ぬぐ い液の自己採取は危険かつ困難であるため、鼻腔ぬぐい液の自己採取によって行います。

<試料調製>

(1) 採取後ただちに綿棒をチューブに浸す

(2) 綿棒の先端をつまみながら、チューブ内で綿棒を 10 回程度回転させる

(3) 綿棒から液を絞り出しながらチューブから綿棒を取り出し、綿棒を破棄する

(4) 各キットに付属する蓋(フィルター、ノズル、チップ等)をチューブに装着する

(5) 製品によってはそのまま一定時間静置する

<試料滴下>

(1) チューブから数滴(製品により異なる)、キットの検体滴下部に滴下する

(2) 製品毎に定められた時間 (15 分~30 分程度)、キットを静置する

<結果の判定>

 判定の方法については、各製品の添付文書に加えて、判定結果を示してい る実際のキットの写真が含まれている各製品のパンフレット、動画資料等 を確認してください。 

  試料の滴下を行ってから判定を行うまでの時間は、製品毎に異なります。

  指定された時間を過ぎた場合、キット上に表示される結果が変わることが ありますので、各製品の添付文書を確認し、特に陰性と判定する場合には、 必ず指定された時間で判定してください。(陽性の判定については、指定さ 3 れた時間の前でも可能なキットもあります。) 

  キット上に表示される結果が明瞭でなく、判定が困難な場合には、陽性で あった場合と同様に取り扱ってください。

 抗原定性検査の結果を踏まえて被験者が感染しているか否かについての判 断が必要な場合は医師に相談してください。

4. 検査後の対応

 【検査キット判定結果】

判定結果
新型コロナ インフルエンザ 対    応
陽性(+) 陰性(-) 健康フォローアップセンターへの登録を行うとと もに、自宅での療養を行い、体調変化時には健康フ ォローアップセンターに連絡する。
陰性(-) 陽性(+) 解熱鎮痛剤等の使用による症状の緩和などの対応 を図りつつ、希望する場合には医療機関の受診等を 行うことも検討する。
陽性(+) 陽性(+) 健康フォローアップセンター等への登録を行うと ともに、症状が重いなど受診を希望する場合にはか かりつけ医・発熱外来の受診や、電話診療・オンラ イン診療を行うことも検討する。
陰性(-) 陰性(-) 他の感染症に罹患しているおそれがあるため、適切 に医療機関の受診等を行うことを検討する。

 ※特にインフルエンザは、発病初期はウイルス量が少なくウイルス抗原を検 出できない場合があることが知られています。

 ※指定された静置時間を過ぎた場合、検査キット上に表示される結果が変わる ことがありますので、必ず指定された時間で判定してください。

 ※本キットの 結果を医療機関等に提示する場合も考慮して、「症状が出た時刻」と「本キッ トを使用した時刻」をメモした紙と一緒に判定部分の写真を撮影するとを おすすめします。

5. 受診方法の相談等

 新型コロナウイルス抗原陽性の場合は、健康フォローアップセンターに登 録してください。

(参考)健康フォローアップセンター    https://www.mhlw.go.jp/content/000995866.xlsx <外部リンク>

 症状が重いなど受診を希望する場合は、受診・相談センターに相談し、か かりつけ医・発熱外来の受診や電話診療・オンライン診療をご検討くださ い。

※院内感染を防止するため、緊急の場合を除いて、連絡なく医療機関に直接受診する ことは控えてください。

 

下記URLにおいて、各都道府県が公表している、無料検査事業の情報をまとめています。

https://corona.go.jp/free_inspection<外部リンク>

 

全国及び各都道府県における、自費検査を提供する検査機関の一覧を掲載しております。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-jihikensa_00001.html<外部リンク>

6.抗原検査キットの保管等 区分 取扱い方法

  <保管方法>  常温(冷蔵保存の場合は、使用前に室温に戻してから使用)

  <廃棄方法>  ご家庭等で使用したキット(綿棒、チューブ等を含む)を廃棄するときは、 ごみ袋に入れて、しっかりしばって封をする。

             ごみが袋の外面に触れた場 合や袋が破れている場合は二重にごみ袋に入れる等、散乱しないように気 を付けてください。

 

             参考:新型コロナウイルスなどの感染症対策としてのご家庭でのマスク等 の捨て方

           (リーフレット)   http://www.env.go.jp/recycle/waste/sp_contr/infection/leaflet-katei<外部リンク>